事業コンセプトをどう定めるか|業態名ではなく顧客便益で定義する

一方で、抽象的すぎる表現では現場が何を守るべきか分かりません。
事業定義の核は顧客便益です。
現在の強みと将来の展開余地を同時に言葉へ入れます。
強欲な青木


- 業態名と事業定義を分ける
- 現在の核となる強みを残す
- 顧客が得る便益を明確にする
- 広すぎず狭すぎない範囲を決める
- 複数の展開方法を同じ約束で束ねる
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業態名と事業を分ける


レストラン、販売店、施工店といった名称は、現在の提供方法を示します。しかし提供方法は、顧客や技術の変化に合わせて変わり得ます。
提供方法と提供価値を切り分けます。






現在の強みを核にする


将来の余地を広げるために、現在の強みまで捨てる必要はありません。顧客が評価している品質、専門性、速さなどを核として残します。
変えない核を先に特定します。






顧客便益を具体化する


顧客が商品やサービスを通じて、どのような状態になるのかを考えます。品質だけでなく、安心、楽しさ、くつろぎといった体験も便益です。
商品ではなく利用後の変化を表します。






広さの境界を調整する


定義が狭すぎれば新しい機会を逃し、広すぎれば何でもできる曖昧な会社になります。現在の顧客が納得でき、隣接分野へも進める境界を探します。
現在と未来の両方から境界を確かめます。






一つの約束で展開を束ねる


店舗、訪問、オンラインなど提供方法が増えても、顧客への約束が共通ならブランドはぶれません。本部は加盟店が新しい施策を検討するとき、この約束との整合性を確認します。
顧客への約束を判断軸にします。






よくある質問
事業定義は業種名と同じですか?
同じではありません。業種名に加え、誰へどのような便益を届けるかを示します。
どこまで広く定義すればよいですか?
現在の強みと顧客の認識から離れず、隣接する展開方法を検討できる範囲が目安です。
加盟店にはどう共有しますか?
定義文だけでなく、合う施策と合わない施策の事例を研修で示します。
事業定義は変更できますか?
環境や顧客価値の変化に応じて見直せます。ただし、既存加盟店との合意やブランドの一貫性を確認します。
まとめ
☑ 課題:業態名だけでは将来の選択肢が狭い
⇒ 提供方法と顧客価値を分けて考える
☑ 事業定義の中心は顧客便益
⇒ 利用後に顧客が得る状態を言葉にする
☑ 課題:抽象化しすぎると現場から離れる
⇒ 現在の強みを変えない核として残す
☑ 課題:広すぎる定義は判断に使えない
⇒ 何をしないかも分かる境界を決める
☑ 複数業態は一つの約束で束ねる
⇒ 新施策を顧客への約束との整合性で評価する








