フランチャイズの収益力はどう高める|売上と費用を分解する手順

売上だけでなく、営業費用と営業外費用も分けて確認します。
収益力は三方向から設計することが必要です。
費用を項目別に分解すると改善の順序が見えます。
強欲な青木


利益が残る仕組みを確認しましょう。
- 加盟希望者が判断できる収益モデルを作る
- 売上・営業費用・営業外費用を分ける
- 営業費用を四つの項目へ分解する
- 初期投資と原価の改善条件を定める
- 標準業務から人件費を積み上げる
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加盟希望者が判断できる収益モデルを作る


書籍は、事業をフランチャイズ化するとき、まず収益力を一定水準以上へ高めることを求めています。加盟希望者が収益面で十分な魅力を感じるかは、成否へ直接影響するからです。ただし、直営店が一時的に高収益でも不十分です。価格、売上、費用、必要人員、投資条件を同じ前提で説明できる標準モデルへ整えます。
前提条件までモデル化すると数字の再現性を確認できます。






売上と二種類の費用を分ける


書籍は収益力を高める方法を、売上を上げる、営業費用を低減する、支払利息などの営業外費用を低減する、という三点へ集約しています。三つを混ぜると、改善が現場運営によるものか、資金調達条件によるものか判断できません。消防設備業では、点検・工事・販売の売上と、仕入・人件費・販促・通信・賃借料、借入利息を分けます。
三方向を別々に測ることで改善の原因を追えます。






営業費用を四つに分解する


書籍は営業費用の検討を、初期投資額、原価率、人件費、賃借料・広告宣伝費・水道光熱費・通信費等の四点に整理しています。ここで初期投資は、減価償却費として毎期の費用へ影響します。消防設備業では、車両、測定器、在庫、事務所、採用、教育、業務システムも含め、発生時と費用化の方法を分けて記録します。
四項目へ分けて管理すると削減の副作用を見つけやすくなります。






初期投資と原価の改善条件を定める


初期投資では、建物、内外装、設備、什器、物件取得費、加盟金等を挙げ、低減目標、設計見直し、仕様統一と量産、工期短縮、時間管理、競争見積もりを示しています。原価率では、低減目標、設計見直し、仕様統一と量産、仕入先集約、競争見積もりを整理しています。消防設備では適合、認定、品質、保証を削減条件より先に固定します。
品質条件を守って比較することで長期収益を傷めません。






標準業務から人件費を積み上げる


書籍は、既存業態の人件費率をそのまま使わず、業態の標準化と売上規模に基づく適正人員を追求すべきだとしています。手順は、一日の標準業務と標準時間、15分単位の必要人員、売上変動に対応する標準シフト、週間・月間・年間の業務、管理運用方法、年間総労働時間、年間標準総人件費の順です。
業務量から人員を決めると率だけの削減を避けられます。






よくある質問
収益力は売上高だけで判断できますか?
判断できません。売上、営業費用、営業外費用を分け、必要投資と利益が残る条件を同じ期間で確認します。
営業費用はどのように整理しますか?
初期投資、原価、人件費、その他の営業費用に分け、固定・変動、発生時期、担当、根拠資料を記録します。
初期投資の削減は何から始めますか?
必要仕様と品質条件を固定し、設計、仕様統一、数量発注、工期、複数見積もりを総額で比較します。
人件費率は業界平均を使えばよいですか?
業界平均は参考線です。標準業務、標準時間、必要資格、売上変動から人員と年間総人件費を積み上げます。
まとめ
☑ 収益条件を示す
⇒ 売上期間、案件構成、費用範囲、投資額を標準モデルへ固定します。
☑ 三方向へ分ける
⇒ 売上・営業費用・営業外費用を別の指標と担当で管理します。
☑ 四費目を整理する
⇒ 初期投資、原価、人件費、その他営業費用を分けます。
☑ 総額で比較する
⇒ 仕様、数量、工期、保守、更新、品質リスクを含めます。
☑ 業務から積み上げる
⇒ 標準時間、必要資格、繁閑から年間人件費を算出します。
☑ 実績で更新する
⇒ 直営拠点の売上・費用・品質を測り、標準値を見直します。








