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【火災報知器の電池切れ】放置すると危険!寿命・電池の交換方法を解説

🚨火災報知器の電池切れ、放置していませんか?命を守るために知っておきたいこと🚨

 みなさんがお住まいの建物に設置されている火災報知器、もしかしたら電池が切れていて、万が一の際に作動しないかもしれません。 

火災報知器は、私たちの命と財産を守るための重要な消防用設備です。しかし、火災報知器が電池切れの状態では、火災が発生しても警報が鳴らず、避難が遅れてしまう可能性があります。

総務省消防庁の調査によると、住宅火災による死者のうち、約6割が火災報知器の未設置または電池切れが原因だったという報告もあります。

この記事では、火災報知器の電池切れがなぜ危険なのか、電池の寿命や交換時期、具体的な交換方法まで詳しく解説します。

「まだ大丈夫だろう」と放置せず、今すぐ火災報知器の状態を確認し、必要な対策をとりましょう。あなたと大切な家族の命を守るために、この記事をぜひ参考にしてください。

はじめに:住宅用火災警報器と自動火災報知器

こちらの記事でご紹介させていただいたとおり、 火災報知器は、「住宅用火災警報器」と「自動火災報知設備」の2つに分けられます。 

こちらの記事では、 住宅用火災警報器 について解説させていただきます。

住宅用火災警報器(火災報知器)の電池切れはなぜ危険?

 住宅用火災警報器は、火災の発生をいち早く感知し、大きな警報音で知らせることで、私たちに避難を促す役割を果たします。 しかし、電池が切れてしまうと、この重要な機能が失われてしまいます。

住宅用火災警報器(火災報知器)の役割と重要性

火災は、いつどこで発生するかわかりません。就寝中や外出時など、私たちが最も無防備な時に発生することもあります。住宅用火災警報器は、そんな時に私たちの命を守るための最後の砦と言えるでしょう。

火災が発生すると、煙や熱が急速に広がり、あっという間に逃げ場を失ってしまう可能性があります。住宅用火災警報器は、火災の初期段階で警報を鳴らすことで、私たちに避難する時間を与えてくれます。

電池切れで火災を見逃すリスク

 住宅用火災警報器の電池が切れていると、火災が発生しても警報が鳴らず、火災に気付くのが遅れてしまいます。 その結果、避難が遅れ、命に関わる事態に発展する可能性もあります。

特に、 就寝中の火災は非常に危険です。 煙を吸い込んで意識を失い、逃げ遅れてしまうケースも少なくありません。住宅用火災警報器は、私たちが寝ている間も火災を監視し、危険を知らせてくれる重要な存在です。

電池切れによる誤作動の可能性

 住宅用火災警報器の電池が切れると、誤作動を起こす可能性もあります。 電池切れを知らせる警告音が鳴り続けるだけでなく、火災が発生していないのに警報が鳴ってしまうこともあります。

誤作動が頻繁に起こると、住宅用火災警報器の信頼性が低下し、いざという時に警報を無視してしまうかもしれません。電池切れは、住宅用火災警報器の機能を損なうだけでなく、私たちの安全意識にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。

住宅用火災警報器(火災報知器)点検義務と罰則

 消防法では、住宅用火災警報器の設置については義務付けられていますが、点検の義務はありません。 そのため、住宅用火災警報器の点検を怠ったことに対する罰則はありません。しかし、 いざという時に住宅用火災警報器が正常に動作するよう、自ら点検を行うようにしましょう。 特に、長い間留守にしたときや電池の交換をおこなったときは、点検を行うようにしましょう。

住宅用火災警報器(火災報知器)の電池寿命はどれくらい?

住宅用火災警報器の電池の寿命は、電池の種類や使用環境によって異なります。一般的には、以下の通りです。

電池の種類と寿命

  • リチウム電池:約10年
  • アルカリ電池:約1年

多くの住宅用火災警報器には、リチウム電池が使用されています。リチウム電池は、長寿命で安定した電圧を供給できるため、住宅用火災警報器に適しています。一方、アルカリ電池は、比較的安価ですが、寿命が短いため、頻繁に交換する必要があります。

寿命を縮める要因

住宅用火災警報器の電池の寿命は、以下の要因によって短くなることがあります。

  • 高温多湿な環境:高温多湿な環境では、電池の劣化が早まります。浴室やキッチンなど、湿気の多い場所に設置する場合は、防湿型の住宅用火災警報器を選びましょう。
  • 頻繁な誤作動:煙や水蒸気などによって住宅用火災警報器が頻繁に誤作動を起こすと、電池の消耗が早まります。設置場所や設置方法を見直す必要があるかもしれません。

住宅用火災警報器(火災報知器)の電池切れサインを見逃すな!

住宅用火災警報器の電池が切れそうになると、警告音やランプで知らせてくれます。これらのサインを見逃さず、早めに対処することが重要です。

警告音とランプ

  • ピーピー音:約1分ごとに短い「ピーピー」という音が鳴ります。
  • 赤色ランプの点滅:電池切れのサインとして、赤色のランプが点滅します。

音とランプの意味

住宅用火災警報器から音が鳴ったり、ランプが点滅したりする場合は、以下の意味が考えられます。

  • 電池切れ:上記のピーピー音や赤色ランプの点滅は、電池切れのサインです。
  • 故障:住宅用火災警報器本体が故障している可能性もあります。

警告音の頻度と対処法

住宅用火災警報器の電池切れ警告音は、最初は約1分ごとに鳴りますが、徐々に頻度が高くなります。警告音が鳴ったら、早めに電池を交換しましょう。

住宅用火災警報器(火災報知器)の電池交換方法【機種別】

住宅用火災警報器の電池交換方法は、機種によって異なります。ここでは、一般的な電池式と内蔵電池式の火災報知器の交換方法を解説します。

電池式

  1. 住宅用火災警報器本体を取り外す:本体は、天井や壁にネジやブラケットで固定されています。ドライバーなどを使って取り外します。
  2. 電池蓋を開ける:本体側面または裏面にある電池蓋を開けます。
  3. 古い電池を取り出す:古い電池を取り出し、新しい電池と交換します。電池の向きに注意しましょう。
  4. 電池蓋を閉める:電池蓋をしっかりと閉めます。
  5. 火災報知器本体を取り付ける:本体を取り付け、ネジやブラケットを締め直します。
  6. 動作確認:テストボタンを押して、警報音とランプが正常に作動するか確認します。

内蔵電池式

内蔵電池式の住宅用火災警報器は、電池交換ではなく、本体ごと交換する必要があります。交換時期は、本体や取扱説明書に記載されている寿命を目安にしましょう。

本体交換は、電気工事士の資格が必要な場合があります。不安な場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

住宅用火災警報器(火災報知器)の電池交換に関するよくある質問

住宅用火災警報器の電池交換について、よくある疑問にお答えします。

どんな電池を使えばいい?

住宅用火災警報器に使用する電池は、機種によって異なります。

  • 専用リチウム電池:一部の住宅用火災警報器は、専用のリチウム電池を使用します。この場合は、必ず指定された電池を使用しましょう。
  • 一般のリチウム電池:多くの住宅用火災警報器は、CR123A、CR17335Eなどの一般のリチウム電池を使用できます。
  • アルカリ電池:一部の住宅用火災警報器は、単三アルカリ電池を使用します。

住宅用火災警報器本体や取扱説明書に記載されている電池の種類を確認し、適切な電池を選びましょう。

電池交換は自分でできる?

電池式の住宅用火災警報器であれば、自分で電池交換ができます。本体を取り外す際にドライバーが必要な場合もありますが、特別な工具は必要ありません。

ただし、内蔵電池式の住宅用火災警報器は、本体ごと交換する必要があるため、専門業者に依頼することをおすすめします。

電池交換の費用は?

電池交換の費用は、電池の種類や購入場所によって異なります。

  • リチウム電池:1個あたり500円~1,000円程度
  • アルカリ電池:1個あたり100円~200円程度

内蔵電池式の住宅用火災警報器の場合は、本体交換費用として数千円~1万円程度かかる場合があります。

電池交換を忘れないようにするには?

住宅用火災警報器の電池交換を忘れないように、以下の方法を試してみましょう。

  • カレンダーやスマホのリマインダーに登録する:電池交換時期を事前に設定しておけば、忘れる心配がありません。
  • 電池交換日を家族で共有する:家族みんなで住宅用火災警報器の電池交換を意識することで、交換忘れを防ぐことができます。
  • 電池交換済みのシールを貼る:住宅用火災警報器本体に、電池交換済みの日付を記入したシールを貼っておくのも効果的です。

まとめ

住宅用火災警報器は、私たちの命を守るために欠かせない消防用設備です。しかし、電池切れの状態では、その役割を果たすことができません。

定期的な点検と電池交換を行い、住宅用火災警報器を常に正常な状態に保つことが重要です。

住宅用火災警報器の寿命や交換時期を把握し、電池切れのサインを見逃さないようにしましょう。

もし、住宅用火災警報器の電池交換に不安がある場合は、専門業者に相談することも検討してください。

住宅用火災警報器の電池切れを防ぐことは、あなたと大切な家族の安全を守ることにつながります。

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