以前こんな質問をいただきました。
一つお聞きします。
前から思ってましたがなぜ防災屋とか防災業と言われているのですか?
消防設備は火災限定で知らせる、消火する、避難できるものです。
防災とは災害を防ぐという意味なのでどうして防災という言葉を使われるのか教えていただけますか?
消防は予防ということは言いますが防災という言葉は使いません。
YouTubeこの質問について㈱防災屋の称号を掲げている消防設備士が考察していきます。
結論、歴史的に消防設備業者が防災屋と呼ばれている原因としては以下の3つが挙げられます。
- 「①言いやすさ」
- 「②ビジネス化できているのが専ら消防設備士」
- 「③能美防災㈱がNo.1」
順番に解説していきます。
①言いやすさ
私は(株)防災屋という会社を経営していますが、もともと(株)日本消防設備士事務所という名前にしようとしていました。

消防設備士って単語が長いんですよね。
既に「防災屋」という呼び方も建設業界やビルメンテナンス業界では浸透していますし、電話対応の時なども『はい防災屋です』って方が遥かに言いやすいです。
ちなみに建物オーナーは防災屋とは言わず『ショーボー』といいます。
②ビジネス化できているのが専ら消防設備士
(株)防災屋としても、全国各地にある○○防災という商号・屋号の法人・個人も、その名の通り防災をやりたい人もいると思います。
しかし結果的に生業となるのが、強固なビジネスモデルが仕上がっている消防設備業となっていることもあると思っています。
③能美防災㈱がNo.1
消防設備業界の最大手は「能美防災㈱」です。
消防設備業界のパイオニア的存在であり歴史ある王者が○○防災を商号に名乗っていることも、後発企業がマネをした要因だと思います。
建設業界でもビルメンテナンス業界でも❝予防❞といわれて、火災予防を想起できる人は99.9%いないと思います。
これから❝防災屋❞といえば、私が経営する「㈱防災屋」が想起される世界を作っていこうという強欲な野心も抱いています。(笑)
広義の防災をまんべんなくやると❝食っていけない❞ので、食っていける消防設備業が収益の99.9%を占める消防設備業者が結果的に防災屋を名乗っているのだとも思います!
そして❝防災❞を事業領域にできるような大手企業は、もっと収益性の高い他業界の事業もできる(耐震工事や建設コンサル等)ので、こちらも称号に❝防災❞を掲げて事業領域を狭めるようなことはしないのかなと思います!
以上、消防設備士が防災屋と呼ばれているのか理由を考察してみました。
㈱防災屋 代表取締役/消防設備士
平成元年生まれ、三重県鈴鹿市出身。祖父が創業した消防設備業者で10年間勤務した後、独立・起業。現在は青木マーケ㈱、㈱防災屋、(一社)予防団の運営に携わる。Amazonベストセラー1位『改訂版 消防設備士0類』著者。月刊誌「電気と工事(オーム社)」でコラム連載中!
本記事の消防法令、消防用設備等の技術情報および記述内容を監修・編集しています。
詳しい経歴・保有資格を見る
- 鈴鹿工業高等専門学校 材料工学科 卒
- 静岡大学工学部物質工学科 材料科学コース 卒
- 静岡大学大学院工学研究科物質工学専攻 修了
- 消防設備士:甲種特類、甲種1~5類、乙種6・7類
- 危険物取扱者:甲種、乙種1~6類、丙種
- 防火対象物点検資格者/防災管理点検資格者/甲種防火管理者
- 第二種電気工事士/工事担任者(総合通信)/第三種電気主任技術者
- 自家用発電設備専門技術者/特種電気工事資格者/職長・安全衛生責任者
- eco検定/民泊適正管理主任者/フォークリフト運転技能講習 修了
趣味:ギター、バスケットボール(全国高専大会優勝・キャプテン)






