Panasonicは、P型1級受信機・G型受信機などの一部製品について、液晶画面の異常表示、LEDの点灯、トラブル音などが発生する可能性があるとして、対象製品の内部基板を無償で交換すると案内しています。
対象は、単に「2016年1月~2020年11月に製造された受信機すべて」ではありません。品番と製造年月日の両方を、メーカーが公開する最新の対象表と照合する必要があります。対象表は2026年1月30日に訂正されています。手元の画像だけで判断せず、必ずPanasonicの現行案内PDFをご確認ください。
先に重要な点:不具合が発生しても火災監視機能は継続しますが、電源を切って再起動すると正常に起動しない場合があります。異常表示などが出た受信機の電源を自己判断で切らず、管理会社・保守点検業者と連携してメーカーへ連絡してください。
Panasonicが発表した不具合と無償修理


火災を監視する機能まで止まってしまうのですか。

Panasonicは、異常発生時も火災監視機能は継続すると案内しています。ただし電源を切って再起動すると正常に起動しない場合があります。
メーカーの案内によると、製造時の基板部品の実装に起因する不具合で、液晶画面の異常表示、LEDの点灯、トラブル音などが生じる可能性があります。対象製品は内部の基板を無償で交換するとしています。
異常が出た時点でも火災監視機能は継続すると案内されています。一方、電源を切って再起動させると正常に起動しない場合があるため、異常時の「とりあえず再起動」は避けてください。火災警報や実際の火災が疑われる場合は、通常の通報・避難対応を優先します。
添付いただいた告知画像は概要をつかむための参考資料です。画像内の表で対象・対象外を確定せず、訂正履歴のある現行PDFを確認してください。

対象製品は「品番」と「製造年月日」の組み合わせで確認


製造時期が合えば、すべて無償修理の対象ですか。

いいえ。品番ごとに対象となる製造年月日の範囲が違います。両方を現行の公式PDFで照合してください。
品番は受信機の前面扉で確認する
メーカー資料では、品番は受信機の前面扉に記載されています。まず設置場所、受信機の品番、表示されている症状を記録します。品番の見方が分からない場合は、点検報告書や保守点検業者にも確認してください。
製造年月日は前面扉の内側で確認する
製造年月日は前面扉の内側の銘板に記載されています。例えば「160407」は2016年4月7日製造を示します。扉の開閉や銘板の確認が難しい場合は、無理に内部へ手を入れず、保守点検業者に依頼してください。内部の電気部品には触れないでください。

最新の対象表で品番ごとの期間まで照合する
公式PDFの対象表は品番ごとに製造年月日の範囲が違います。該当する品番が見つかっても、年月日の範囲外ならその表の対象とは判断できません。特注仕様など一部の欄は「お問合せ下さい」とされているため、疑わしい場合はメーカーに問い合わせてください。
確認時は、①品番、②製造年月日、③設置場所、④症状の有無をまとめておくと連絡がスムーズです。製品の適合や交換の最終判断はメーカーの案内に従ってください。
異常が出たら電源を切らずに連絡を


表示が変なら、いったん電源を入れ直してよいですか。

今回は再起動しないでください。表示内容と時刻を記録し、保守点検業者とメーカーへ連絡してください。
液晶画面の異常表示、LEDの点灯、トラブル音などに気づいたら、表示内容と時刻を記録し、施設内の防火管理者・設備管理者と保守点検業者に共有してください。受信機の電源を切って再起動しないことが、今回のメーカー案内で特に重要な注意点です。
現場での運用上の判断や、ほかの不具合・火災発生が疑われる場合の対応は、点検業者や消防の指示を優先してください。この記事は個別機器の診断を行うものではありません。
無償修理の問い合わせ先


対象かもしれない受信機は、どこへ連絡すればよいですか。

設置場所・品番・製造年月日・症状をまとめ、保守点検業者と共有したうえでPanasonicの窓口へ連絡してください。
対象製品については、Panasonicが製品内部の基板を無償で交換すると案内しています。窓口は0120-287-131、受付時間は9時~17時(土曜日・日曜日・祝日・会社休日を除く)です。最新の受付条件は公式案内で確認してください。
施設管理者は、対象製品かどうかの確認から修理日程まで、保守点検業者とも情報を共有しましょう。点検記録や受信機の管理台帳に、品番、製造年月日、問い合わせ日、メーカーの回答、作業予定・完了日を残すと、次の担当者への引き継ぎにも役立ちます。
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この記事を書いた人
監修・編集:青木 俊輔(㈱防災屋 代表取締役/消防設備士)
参考・出典
- Panasonic「自動火災報知設備に関する製品不具合のお詫びと無償修理のお知らせ」(2025年10月1日公表、2026年1月30日対象表訂正)
本文のアイソメ図は一般的な設備確認・連絡手順を示す概念図で、対象製品の実機や修理作業を再現したものではありません。添付されたメーカー資料画像は参考として掲載し、対象判定は現行の公式PDFを優先してください。





