連結送水管の配管で、管継手やバルブ類は見た目だけでは判断しにくい部品です。
消防法施行規則第31条は、管継手の規格と、バルブ類の材質・性能・表示を定めています。
確認の出発点は、管継手とバルブを別々に見ないことです。
規格、強度、表示の順で整理します。
配管のつなぎ目やハンドルは、どこまで見ればええんでしょう。
部品ごとの決まりを知りたいです。
管継手は規格と強度、バルブ類は材質・性能・表示まで確認する考え方です。
まず条文の役割を分けて見ていきましょう。
圧力が高い建物では、同じ継手ではあかん場合もあるんですか。
その見分け方も気になります。
設計送水圧力が一メガパスカルを超える場合は、継手にも追加の基準があります。
表示の確認まで含めて順番に整理します。
- 管継手は、日本産業規格または同等以上の強度・耐食性・耐熱性が基準です。
- 設計送水圧力が一メガパスカル超なら、継手の仕様を追加基準で確認します。
- バルブ類は材質だけでなく、開閉弁・止水弁・逆止弁の性能も対象です。
- 開閉弁・止水弁には開閉方向、逆止弁には流れ方向の表示が必要です。
- 図面・現場・表示を照合し、個別の判断は所轄消防署に確認します。
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目次
連結送水管の管継手とバルブ類はなぜ規格を確認するのか

配管を構成する継手とバルブ類にも、規則で細かな基準があります。
管継手は配管同士をつなぐ部品であり、規則は種類に応じた規格又は同等以上の性能を求めています。
継手とバルブ類では、条文が示す確認事項が異なります。
まず図面で使用部品の種類を確かめ、現場では表示や外観を照合する流れにすると整理しやすくなります。
配管そのものだけやなく、つなぎ目も独立して見なあかんのですね。
図面との照合から始めます。
はい、部品の役割ごとに確認すると漏れを抑えられます。
次は管継手の性能を見ます。
管継手はどんな強度と耐食性が必要か

その規格と同等以上の強度、耐食性及び耐熱性を持つものも対象です。
条文は強度、耐食性、耐熱性を一組で求めています。
交換や改修で継手を扱うときは、配管の条件に合う部品かを図面・仕様書で確認します。
現場の見た目が似ていても、仕様の適否までを外観だけで決めないことが必要です。
同じように見える部品でも、仕様書まで確認するんですね。
材質だけで決めないようにします。
図面と仕様書を先にそろえると、確認の根拠が明確になります。
次は高い送水圧力の場合です。
設計送水圧力が1メガパスカルを超えると何が変わるのか

この場合は、管継手についても追加の仕様が求められます。
条文は、フランジ継手とそれ以外の継手について、それぞれ適合すべき仕様を示しています。
設計送水圧力は、送水時の送水口における圧力として同じ号で定義されています。
改修や部品交換の前には、当該配管の設計条件を確認して、継手だけを単独で選ばないようにします。
圧力の条件が変わると、継手の選び方も変わるんですね。
部品だけ先に注文せんようにします。
配管の設計条件を起点に確認するのが要点です。
次はバルブ類の表示を見ます。
バルブ類で見落としやすい表示と配置はどこか

開閉弁・止水弁と逆止弁では、表示すべき方向が異なります。
開閉弁・止水弁は開閉方向、逆止弁は流れ方向を確認します。
文字や矢印が読めない、物に隠れているといった状態なら、表示の確認が難しくなります。
ただし配置の細かな運用は建物ごとに異なるため、迷うときは所轄消防署へ確認してください。
ハンドルの向きと逆止弁の流れは、見るポイントが違うんですね。
表示が読めるかも確かめます。
表示が読める状態まで含めて確認すると実務につながります。
最後に点検の順番をまとめます。
明日から配管まわりの何を確認すればよいのか

そのうえで、方向表示が読める状態かを確かめます。
部品の交換歴がある場合は、仕様と表示をあわせて確認します。
見えにくい部位や判断が難しい部位を見つけたら、写真と位置を残して専門家や所轄消防署へ相談します。
法令の基準を出発点に、建物の実情に応じた確認につなげることが重要です。
図面、部品、表示の順で見ればええんですね。
迷う所は記録を残して確認します。
記録を残せば、次の確認にもつなげやすくなります。
個別の判断は所轄消防署へ確認してください。
よくある質問
まとめ
継手とバルブは確認点が違うと分かりました!
次の点検で図面と表示を見直します!
図面と現場の照合から始めると整理しやすくなります。
㈱防災屋でもご相談を承っております。
㈱防災屋 代表取締役/消防設備士
平成元年生まれ、三重県鈴鹿市出身。祖父が創業した消防設備業者で10年間勤務した後、独立・起業。現在は青木マーケ㈱、㈱防災屋、(一社)予防団の運営に携わる。Amazonベストセラー1位『改訂版 消防設備士0類』著者。月刊誌「電気と工事(オーム社)」でコラム連載中!
本記事の消防法令、消防用設備等の技術情報および記述内容を監修・編集しています。
詳しい経歴・保有資格を見る
- 鈴鹿工業高等専門学校 材料工学科 卒
- 静岡大学工学部物質工学科 材料科学コース 卒
- 静岡大学大学院工学研究科物質工学専攻 修了
- 消防設備士:甲種特類、甲種1~5類、乙種6・7類
- 危険物取扱者:甲種、乙種1~6類、丙種
- 防火対象物点検資格者/防災管理点検資格者/甲種防火管理者
- 第二種電気工事士/工事担任者(総合通信)/第三種電気主任技術者
- 自家用発電設備専門技術者/特種電気工事資格者/職長・安全衛生責任者
- eco検定/民泊適正管理主任者/フォークリフト運転技能講習 修了
趣味:ギター、バスケットボール(全国高専大会優勝・キャプテン)
参考・出典
※本記事は公表されている法令および消防庁等の資料に基づく一般的な解説です。条例や運用は市町村ごとに異なる場合があります。個別の判断は所轄消防署にご確認ください。





