パッケージ型自動消火設備の総合点検では、監視盤等の動きも確かめます。
見るのは盤のランプだけではありません。受信装置からの移報に連動し、表示窓が点灯して警報音が鳴るかを一続きで確認します。
点検時に点灯だけ、あるいは音だけを見て終えると、告示が求める連動の確認になりません。
この記事では、監視盤等の総合点検で何を見ればよいかを、現行の消防庁告示と点検要領に沿って整理します。
監視盤等は、どの信号を受けて動くのですか。
受信装置の移報と連動することを、表示と音の両方で確かめます。
盤だけを眺める試験ではありません。
点灯と警報音は、両方そろっていればよいのですね。
はい。
表示窓の点灯と警報音の鳴動を、移報と結び付けて確認します。
- 監視盤等の総合点検では、受信装置の移報と連動することを確かめます。
- 判定は、表示窓が点灯し、警報音が鳴動することです。
- 表示だけ又は音だけではなく、二つがそろって動くことを確認します。
- 監視盤等は、総合点検表にある七つの確認項目の一つです。
- 実施時は、移報、表示窓、警報音を順番に記録すると確認漏れを防げます。
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目次
パッケージ型自動消火設備の監視盤等は総合点検で何を確認するのか

消防庁告示の別表第29は、受信装置からの移報に連動して、表示窓の点灯と警報音の鳴動があることを判定の基準にしています。
つまり、盤のランプだけを見て終えるのではなく、受信装置からの信号を起点に、表示と音までつながることを確かめる項目です。
設備の収納箱・容器・配管の状態を見た後は、監視盤等も実際の連動として確認しましょう。
監視盤等は、受信装置の移報と連動して表示窓が点灯し、警報音が鳴動すること。
監視盤等だけを操作して確認してもよいのですか。
告示は受信装置の移報との連動を求めています。
信号の起点から確認してください。
受信装置の移報と連動とはどんな動きなのか

点検要領では、受信装置の火災信号受信と連動して、監視盤等が表示と警報を行う一連の動作として確認します。
表示窓が先に点灯し、警報音が続くという時間差まで告示が定めているわけではありません。判定に必要なのは、移報に連動して二つの状態が現れることです。
点検中にどの受信装置の操作に対応したかを記録すれば、後から盤の表示だけを見返す場合より判断しやすくなります。
監視盤等は、受信装置の火災信号受信と連動して表示窓が点灯し、警報音が鳴動することを、目視及び音等により確認する。
移報を確認した証拠は、何を残せばよいですか。
操作した受信装置と表示・音の結果を、同じ記録に残すと分かりやすいです。
点検票の記載は有資格者に確認してください。
表示窓と警報音はなぜ両方を確認するのか

告示の判定文は、この二つを「及び」で結んでいます。したがって、点灯だけ、又は鳴動だけでは、判定文の二つの確認がそろいません。
点検要領も、点検方法を「目視及び音等」としており、表示と音をそれぞれ確認する構成です。
音が聞こえにくい環境では、周辺作業を止めるなど、安全に配慮したうえで鳴動を確かめる段取りを事前に共有しましょう。
判定基準は、表示窓が点灯し、警報音が鳴動することです。
表示窓が点いていれば、警報音は聞かなくてよいですか。
いいえ。
表示窓と警報音の両方を確認する基準です。
監視盤等の確認だけで総合点検は終わるのか

そのため、監視盤等で正常な表示と音が出ても、それだけで設備全体の総合点検が終わるわけではありません。
監視盤等の確認は、受信装置との連動を確認する役割として、他の項目と切り分けて記録します。
容器を差し替えて行う模擬放出の考え方は、パッケージ型自動消火設備の総合点検の記事で詳しく解説しています。
パッケージ型自動消火設備の総合点検は、監視盤等を含む各構成部分ごとに判定基準を定めています。
監視盤等が正常なら、設備全体も正常と考えてよいですか。
監視盤等は一つの点検項目です。
他の項目も基準に沿って確認します。
点検の立会いで監視盤等をどう確認すればよいのか

そのうえで、移報を出す、表示窓を見る、警報音を聞くの順に、同じ試験の結果として記録します。
盤の名称や表示内容は設備ごとに違うため、操作方法や復旧の手順を推測で進めず、点検を行う消防設備士に確認してください。
感知部の抜き取り点検との違いは、感知部の抜き取り点検の記事で整理しています。
監視盤等は、受信装置の移報との連動を、目視及び音等により確認します。
立会いでは、どこを見ればよいですか。
移報、表示窓、警報音を同じ試験として見届けます。
復旧までを有資格者と確認してください。
よくある質問
まとめ
まず前回の点検記録を見て、確認の段取りを決めましょう!
連動を一つずつ確かめることが大切です。
㈱防災屋でもご相談を承っております。
㈱防災屋 代表取締役/消防設備士
平成元年生まれ、三重県鈴鹿市出身。祖父が創業した消防設備業者で10年間勤務した後、独立・起業。現在は青木マーケ㈱、㈱防災屋、(一社)予防団の運営に携わる。Amazonベストセラー1位『改訂版 消防設備士0類』著者。月刊誌「電気と工事(オーム社)」でコラム連載中!
本記事の消防法令、消防用設備等の技術情報および記述内容を監修・編集しています。
詳しい経歴・保有資格を見る
- 鈴鹿工業高等専門学校 材料工学科 卒
- 静岡大学工学部物質工学科 材料科学コース 卒
- 静岡大学大学院工学研究科物質工学専攻 修了
- 消防設備士:甲種特類、甲種1~5類、乙種6・7類
- 危険物取扱者:甲種、乙種1~6類、丙種
- 防火対象物点検資格者/防災管理点検資格者/甲種防火管理者
- 第二種電気工事士/工事担任者(総合通信)/第三種電気主任技術者
- 自家用発電設備専門技術者/特種電気工事資格者/職長・安全衛生責任者
- eco検定/民泊適正管理主任者/フォークリフト運転技能講習 修了
趣味:ギター、バスケットボール(全国高専大会優勝・キャプテン)
監修:㈱防災屋
参考・出典
※本記事は公表されている法令および消防庁の通知に基づく一般的な解説です。条例や運用により扱いが異なる場合があります。個別の判断は、消防設備士や所轄消防署にご確認ください。






